東京23区の最南端に位置し、多摩川を境に都市の密度が切り替わる場所にある駅です。都心・空港へのアクセスという機能は京急本線が引き受ける一方で、駅周辺は大規模な商業や業務を抱え込まず、川沿いの住宅地として成立しています。
六郷土手は、「駅前完結」を志向しない立地です。交通機能は京急本線に委ね、日常の生活空間は住宅地として切り分けられています。何があるかよりも、何を駅前に背負わせない設計かを理解すると、六郷土手が「便利さと静けさを分離して使う場所」であることが明確になります。